Shuta Hiraki『Etude』(デジパックCD, ダウンロードコード付き)
¥2,700
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2026年6月13日に日本のエレクトロニック・ミュージック/実験音楽のレーベル時の崖よりリリースされたアルバム『Etude』のCDになります。bandcampのダウンロードコードも付属します。
〈収録内容〉
1. Solstice
2. 衣擦れ
3. Dew
4. 浮
5. 鵞鳥白鳥
6. Incense
7. Liquid Ash
8. Laby
9. 白舟
10. Sigh
11. Far North
12. 横顔
Composed and recorded by Shuta Hiraki
Mastered by artiom_constantinov
Photo: Tomoaki Tanise
Design: Joe Gilmore
試聴は以下よりお願いいたします。
https://obalto.bandcamp.com/album/etude-2
Shuta Hiraki『Etude』に寄せて
Shuta Hirakiの音楽を聴くことは、その意外なほどに多様な音たちの息遣いに耳を澄ませることである。
ゆったりと呼吸する柔らかなドローンの上に、虫たちの羽音がざわめき合う。絡まり合ったピアノはほどけ、屈折しながら空気へと溶け込む。ざらついた風が通り過ぎ、打楽器は、厳かに読点を打ち込んでいく。
異なる手触りをもつ音どうしが触れ合うその場所に、ロマンティックな響きが浮かび上がる。それは官能的でさえあるだろう。だがそれらはただ交錯するだけであり、群れをなしはしない。出会いつつあるとき、それらはすでに別れつつある。
〈〜しつつある〉——可能な限り移行状態に留まること。
カーテンのゆらめきのごとく、さまざまな音たちが現れては消えていく。反復されるフレーズも決して凝固せず、つねに緩やかにその表情を変える。コラージュ的なものはあるが、断片は糊付けされない。それはむしろ、唐突に変容し、絶え間なく移ろい続ける現象である。
ここにあるのは展開ではない。始まりも終わりも知らぬ揺蕩いである。光と雲が演じる、間断なき戯れのダンス。
現れと消失、出会いと別れ。それが行われつつあるところに生まれるきらめきは、世界が提示する謎なのだろうか?
「ついに最後の蛍たちも去っていく、あるいはただ単に消えてしまう。思うにそれは当たり前のことなのだ。結局のところ、私たちが見ているのは蛍の光だけ、ただそれだけなのだ。ただあの小さな信号だけがある。何のためでもなく、ただ自分たちのために、自分たちがどこにいるのか、どうすれば互いを見つけ合えるのかを知るために発されるあの信号。明—滅. . .明—滅. . .明—滅. . .」(ドゥニ・ロッシュ『蛍の消滅(写真行為についての省察集)』)
Shuma Ando (Grace Cathedral Park)